星空の解放日
麦星すばる
プロローグ~|星ノ川学園《ほしのかわがくえん》の噂~
「ねえねえ、聞いた?|星ノ川学園《ほしのかわがくえん》の噂!!」
「えー? なになに?」
「|星ノ川学園《ほしのかわがくえん》に閉じ込められている星をかいほう??すれば不思議なことが起きるって話!」
「それ、ずっと昔からあるじゃん。でもなんもわかってないやつ!」
「みんな、学校の七不思議よりこっちのほうが面白い!って夜の学校で遊びまくって先生も困ってるらしいよね」
「え?|星ノ川学園《ほしのかわがくえん》って不良の集まりなん??」
「てか|星ノ川学園《ほしのかわがくえん》ってさ、私立の学校だから、クラスっていうか・・学部?もすごい変わってるし、通ってるやつらも変わってるんじゃない?」
「ねー、太鼓とか合唱重視とかまじ意味わからん。勉強しろし」
「そんなあなた方が勉強しろし!!です」
「ああ? なにこいつー」
「私は|稲荷《いなり》ほのか。その|星ノ川学園《ほしのかわがくえん》の生徒です。そんな嘘みたいな噂、何も知らない部外者が勝手にペラペラ喋らないでもらえます?」
「こいつ、風紀委員かよ」
「私がぶんぶん回ればカチューシャについている鈴があなたがたを直撃しますが」
「うっざ。いこいこ。相手しても面白くないしー」
・・ふう、私立ってだけで偏見持たれちゃって困るなあ。
|星ノ川学園《ほしのかわがくえん》に入学してから1ヶ月。
学校に向かう途中で必ずといっていいほど聞く噂話。
—|星ノ川学園《ほしのかわがくえん》に閉じ込められている星を解放すれば不思議なことが起こる。
真実がわからないから、相手にしないようにしてるんだけれど、たしかに面白そう、ではある。
でも、憧れの|湊《みなと》くんを見て、ああ!かっこかわいい!と癒やされるのには全然負けるけどね!
さっき変なギャル?とか相手にしていたらもうこんな時間。
遅刻しちゃうよ!
噂話については、くるみちゃんや|大河《たいが》にも聞いてみようっと!